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【イベント】犢橋貝塚100周年祭のお店や展示品(犢橋貝塚)

 2025/10/25 イベント この記事は約 4 分で読めます。 26 Views

 

 

2025年10月25日は、花見川区さつきが丘団地の中央にある「国指定史跡 犢橋貝塚」で初めて発掘調査が行われた日からちょうど100年の記念すべき日。

ということで、犢橋貝塚の歴史や縄文人の知恵を学べるお祭りを開催されていたので、行ってきました。

 

【縄文フードのお店】

 

まずは、縄文フードを食べなくてははじまらないので、手近な縄文フードブースへ。

縄文団子は、イボキサゴという貝の粉末が練り込まれているらしく、しっかりと貝の風味がした。味は、正直「うん、まぁこんなもんかな?」という感じだった。他に縄文缶詰とか売ってたけど、それはどうだったんだろう?でも缶詰1個800円は高すぎなので断念。

 

【イボキサゴ】

 

で、これが噂のイボキサゴ。加曾利貝塚の貝層のほどんどがコレ。縄文時代の貝といえば、ほぼこいつなので、覚えておくと良いと思う。身が小さいので、食用ではなく出汁に使われていたと思われるとのこと。因みに、こいつの貝殻は海に行くとめちゃくちゃ落ちている。

 

【どんぐりクッキー】

 

つづいての品は、どんぐりクッキー。縄文人の食事では教科書にも載っている定番中の定番。こいつは、まあまあ美味しかったけど、現代風にアレンジされていると思われる。実際のどんぐりクッキーは、多分もっとしっとりしていて、もうちょいパンに近い感じだったんじゃないかな?知らんけど。

この後、どんぐり潰し体験をやったけど、潰れた粉が意外にしっかり甘くて美味しかったので、あれで本格的に作ったら、悪くないどんぐりクッキーができると思う。知らんけど。

 

【動物の毛皮】

 

縄文時代にもいた動物たちの毛皮。左から「サル⇒ウサギ⇒アナグマ⇒タヌキ⇒テン⇒イタチ⇒シカ秋⇒シカ冬⇒イノシシ」。手触りはテンが断トツに気持ちいい。

 

【シカの頭骨】

 

あとはシカの頭骨。1個3千円から3万円で売れるらしい。どういう人が買うのか気になったが、美大生とかがデッサンのモチーフに買うらしい。そういえば、小学生の頃、通学路の途中の家の壁の上にシカの骨があったのを思い出した。アレはただの飾りだったんだろうけど、意外と高く売れるみたいだから、発掘の仕事が無くなったら、マタギになろう。ジビエも売れるしね。

 

【黒曜石コーナー】

 

こちらは黒曜石コーナー。少し赤い黒曜石が混じっているんだけど、それは鉄分が多いから赤く見えるんだそうな。確かに持ってみると、黒い黒曜石よりも赤い黒曜石の方が若干重く感じた。

 

 

因みに、黒い黒曜石は長野県とかその辺で採れるらしく、赤い黒曜石は北海道とかそっちの方で採れるらしい。発掘してて赤い黒曜石の矢じりとか出てきたら、テンション上がりそうだったけど、多分千葉だと赤い黒曜石は無理かなぁ...

 

【犢橋貝塚辺りの出土品】

 

かわいい土版と安行1式型の深鉢。犢橋貝塚辺りの遺物といえば、この2つが代表作なんだそう。

 

【ビーチコーミングの貝とか土器片とか】

 

あとは、1人1個ご自由にお取りくださいのビーチコーミングの貝とか縄文土器の土器片とか、今掘っている遺跡は古墳時代がメインなので、飾り気のない土器ばかりだけど、縄文時代の土器の方が分かりやすく見た目に文様があって好きだな。大塚台では包含層から結構な数の文様付きの縄文土器が出てた。

 

 

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